シニアカーラボ通信 2021.07
『電動カートは大きな歩行者!』
電動カート(シニアカー)は、高齢者の方が利用する電動の車いすです。
座ったままハンドル操作で移動できるので、自転車や原動機付自転車のカテゴリーの一部と勘違いされることも少なくありません。車いすにスティックを付けて操作する『ジョイスティック型電動車いす』と同じく、電動カートは『ハンドル型電動車いす』という規定でつくられており、道路交通法上では「歩行者」として扱われます。
そのため歩道を走行することが可能です。逆に自転車専用レーンなどはシニアカーで走ることはできないので、ご注意ください!
シニアカーは最高時速6kmと定められています。
最大でも大人の早歩き程度の速さですが、シニアカーは車体が大きくて重量もあるため、万が一他の歩行者と接触したりすると大きな怪我に繋がります。
歩行者扱いとはいえ、周囲の安全には十分に気を配り、人混みなどはなるべく避けて移動することが大切です。
また利用者は高齢者が多いため、老化による注意力の低下も考えられます。
現在、高齢者の免許返納が増えてきている中、電動カートの利用も今後はさらに増加傾向が予想されます。
これからはより周辺の方の配慮も必要となります。それぞれの方が周囲にやさしい社会となれば幸いですね。
高齢になったので運転が不安・・・歩いて外出したいけど遠出は疲れる、そう思っている方はぜひ一度試乗することをおすすめします!
店舗毎に確認が必要ですが、店舗内でも走行可能な所は増えています!電動カートがあれば買い物や簡単な外出でもぐっと楽になりますよ!